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『神野の世界史劇場』本編 質疑応答集
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「小アジア」の読み方で、「こあじあ」などと珍妙なことを言っていますが、文法を無視して、勝手に変な呼び方をしないように。
音読みと訓読みの違いも知らんのか、このおじさんは?(原文ママ)
一般的は「しょうあじあ」と読みならわされていますが
あなたの主張する「文法を重視」するなら、「こあじあ」と読むのが本則なのですよ。
おのれの無知をさらけだしながら、その自覚なく、口の利き方も知らないのは「若さゆえ」でしょうか、それとも「個人的な資質」でしょうか。
説明が長くなるため、講義の中では触れませんでしたが、私がなぜ「小アジア」を「こあじあ」と発音するのか、ご説明いたしましょう。
日本語は同じ漢字でも意味の違いに応じて読み方を変えることがあります。
同じ「小+名詞」でも、2つの意味合いがありますので、それに応じて「小」の読み方が変わるのも、その典型的例です。
(1)「だい+名詞」という言葉と対応しているもの。
   この意味で使用される「小」は「しょう」と読みます。
・ 小学校 … 中学校・大学(校)に対応する言葉。
・ 小宇宙 … 大宇宙に対応する言葉。
・ 小企業 … 大企業に対応する言葉。
・ 小乗仏教 … 大乗仏教に対応する言葉。
・ 小日本 … 戦前の日本が「大日本帝国」と言っていたことに対する侮辱の言葉。
・ 小便 … 大便に対応する言葉。
(2)「だい+名詞(or 形容詞)」という言葉と対応していないもの。
   この意味で使用される「小」は「こ」と読みます。
・ 小一時間 … 「大一時間」という言葉に対応した言葉ではない。
・ 小役人 … 「大役人」という言葉に対応した言葉ではない。
・ 小せがれ … 「大せがれ」という言葉に対応した言葉ではない。
・ 小ざかしい … 「大ざかしい」という言葉に対応した言葉ではない。
・ 小ぎれい … 「大きれい」という言葉に対応した言葉ではない。
・ 小銭 … 「大銭」という言葉に対応した言葉ではない。
さて。
「小アジア」という地名は「大アジア」という地名に対応した言葉ではありません。
(「大アジア主義」などイデオロギー上の言葉で使用されることはありますが、それは「地名」ではありません。)
したがって、正しく国語の文法を重視するなら、「こあじあ」と読むのが本則なのです。
しかし、漢字というものは、間違った読み方が広まってしまうことがよくあります。
「しょうあじあ」もそのひとつで、ひとたび広まってしまえば、「正しい読み方」のように使用されますから、私は講義の中でもちゃんと「諸君らは【しょうあじあ】でいいですよ」と断っていますね?
私が「文法を無視」しているわけでも、「音読みと訓読みの区別も知らない」わけでもない、むしろそれを重視しているということがご理解いただけたでしょうか? 
上の説明を聞いて、一瞬「なるほど」と思いましたが、よく考えてみると、「大瓶」「小瓶」というとき、「こびん」と発音しますよね?
あれは「大瓶」という言葉に対応していませんか?
いいところに気がつきましたね。
あんまり「世界史」と関係ない国語の話を長々と説明をしたくなかったので、上の説明では細かいことは適当にゴマかして説明したのですが、そこをツッコまれてしまいました。
ツッコまれてしまったからには仕方がありません、お答えしましょう。
一般的にはあまり認知されていませんが、じつは「だい」と「しょう」はお互いに対応した言葉ですが、「おお」と「」は対応した言葉ではありません。
もう少し詳しくご説明いたしますと、「瓶」と言った場合、あくまで「標準の大きさの瓶に対して小さい方」という意味であって、このとき「おお瓶」の存在は意識されていません。
逆に「おお瓶」というときも、「標準の大きさの瓶に対して大きい方」と言っているだけで、瓶の存在は想定されていません。
大小の比較を前提として使用する場合は、「だい瓶」「しょう瓶」と読むのが本則です。
「そんなことはない、おお瓶、ちゅう瓶、瓶と言うではないか!」と思われたかもしれませんが、これは、こうした国語の知識がない人による誤読が広まったにすぎません。
(あるいは、「だい瓶」「しょう瓶」と読むと「大便」「小便」と音が似てしまうため、居酒屋などで使用される際、これを避けるため、わざと読み替えて読んだものが広まったのかもしれません。)
つまり。
「小瓶」を「こびん」と読むときは、そもそも「おお瓶」が存在しないか、少なくとも意識されていないときで、それを対比させる形で使用するときには「しょうびん」と読む、ということです。
もうひとつ例を挙げておきましょう。
おお地震 …
  通常の地震に比べて被害や揺れが大きい地震を漠然と示す言葉。
  「地震」という言葉に対応したものではない。
だい地震 …
  マグニチュード7以上の地震。
  中地震(M5〜7未満)、しょう地震(M3〜5未満)などの言葉に対応した言葉。
お分かりいただけましたでしょうか。